整形靴は保険適用・症状にあわせた履きやすいオーダーシューズを

整形靴について

人類は、二本足直立歩行という、他の動物には見られない進化によって、脳の著しい発育と、手としての高度な機能を獲得することで、この地球上に輝かしい文明を築くことができました。
一方で、小さな二本の足で体を支えているヒトの形態は非常に不安定で、それを補うために足は複雑な動きができるように進化しながら、繊細な器官としての脆弱さを内蔵するようになりました。

外的要因により変化しやすい足の性質は、足のトラブルや障害を招きやすく、そのような足が、合わない靴や、良くない歩行により不具合になれば、単に足だけではなく、身体全体にさまざまな悪影響を及ぼします。

足と歩行

< 足と歩行 >
歩行のメカニズム
脚部にはひざを中心とした振子運動と、足の付根を中心とした振子運動があり、この運動と足部のバネ(土ふまず・向うずね・ふくらはぎ)とカーブ(土ふまずと、その先から指にかけての底面のカーブ)の運動の組み合わせで歩く、これが人間の歩行のメカニズムです。
歩くという運動は、足の形をさまざまに変化させ、これによって筋肉の伸縮と血液循環を良くすることに貢献します。
しかし、足に合わない靴で歩いたり、正しくない歩き方はいろいろな支障をひき起こすことになります。
正しい歩行とは、母指を中心として各指先を充分に使い、強く地面を蹴って歩くことです。
また、腰、ひざ、くるぶし、指先などの関節をよく動かすような歩き方をすることが大切です。
正しい歩行ができない原因
[足に合わない靴 ・足骨格の歪みや筋力低下による歩行バランスの不良・足の疾患や障害等]
足に合う靴、歩行を補正する整形靴を履くことで、歩行のメカニズムが改善され、全身に良い影響を及ぼします。

足の構造

足の骨は図のように、3つのブロック
(「足根骨」「中足骨」「趾骨」)に分かれ、
大小26個の骨と種子骨2個を合わせ、計28個の骨から
構成されています。

(種子骨は第一趾中足骨骨頭の下部にある小さな2個の骨)
一つ一つの骨は、靭帯や筋肉、腱などで支持され、全体重を支え、
衝撃にも耐えられるような構造をしています。
< アーチ構造について >
歩行のメカニズム
ヒトの足は、全体重を支え、歩く、走るという働きに集中するようになったため、それに耐えられるように、足底に独自の3つのアーチが形成されるようになり、それぞれが筋肉や靭帯で構成され、次のような重要な役割を果たしています
★足を蹴り出す力(バネ) 
★衝撃や負担の吸収 
★足底の筋肉や、血管、神経などの保護

@かかとから親指の付け根の間:内側縦アーチ
Aかかとから小指の付け根の間:外側縦アーチ
B親指の付け根と小指の付け根の間:横アーチ
※このアーチが低下した場合に中足骨が扇状に開くことから
「開張足」(かいちょうそく)といわれ、外反母趾や内反小趾の原因にもなります。
また、バネの力が弱まり、体のバランスを崩すことになり、 足への負担が大きくなります。

 土踏まずがなく、立っているときに後ろから見て、かかとが
「く」(右足)の字のようになっている場合には外反扁平足といいます。
扁平足であっても問題がないのがほとんどですが、転びやすい、
疲れやすい、足底や足、首、膝などの痛みがある場合は、
整形靴やインソールで補正をしたり、状況によっては病院での
対応が必要になります。

※人間の足は、着地直前に指が上に反り返ることで指関節の下側にある筋や腱を巻き上げ、土踏まず部の筋肉の伸縮運動を強くすることで筋力を鍛え、アーチを強固にし、蹴りだしのバネの力を高めています。

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